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四馬路(スマル)って、なあに? |
先日ある来客から 「昔の上海の事を歌った歌(上海ブルース)に、「スマル」という場所の名前の様なのが出てきたが、これは何か?」と質問された。
簡単に言えば現在、人民広場の東に外灘まで続く福州路の事である。
まず「馬路(普通語でマ−ル−、上海語でモル)」は、現代中国語で「道路」という意味である。
昔上海人民公園が租界の競馬場であった頃(注:だから今でもこの公園は楕円形をしている)、この近辺の道は毎日馬の調教散歩に使われた。そこからこの界隈の比較的大きな道が「馬路」と呼ばれるようになったとか。
(となると今標準語として使われている「馬路」という言葉は上海から始まった事になる。)
次に「四馬路」の「四」の意味。この北側の南京東路、九江路、漢口路、福州路の4本の道が、当時は北から順に「大馬路(タモル)」「二馬路(ニモル)」「三馬路(セモル)」「四馬路(スモル)」と上海語で呼ばれた。そこからこの名が付いたとか。
(ここで二番目の発音が「ニモル」なのは、今は「2」の発音は上海語でも「リャン」であるが、古い上海語では日本語と同じ「ニ」の発音であった為である。今でも偶に使われる。)
しかし、何故この道が歌に歌われたのか?
現在の福州路は外文書院などの書店、文房具店、絵画ギャラリーなどのお店が立ち並ぶ文化的な一角であるが、何と当時この近辺は赤い燈、青い燈の遊郭であったとか。
そう言われてからこの街を歩く。もう殆どは建て替えられた新しいビルになっているが、ことろどころ二階に出窓やバルコニーの付いた古びた2-3階建ての建物が有る。ぼんやり見ていると、なんとなく昔あのバルコニーから
「お兄さんよってらっしゃいよ」 とか何とか中国語の黄色い声が聞こえていた様な気がする。
上海ブルース(歌詞)